令和6年度やまぐち産業イノベーション加速度補助金交付
2024.6.24
令和6年度やまぐち産業イノベーション加速度補助金[カタパルト](https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/261869.html)で、脳神経外科手術における手術ナビゲーションシステム向け高精度レジストレーション技術開発が採択されました。
今回の研究対象は、脳神経外科手術で扱う、頭蓋骨に囲まれた病変です。この病変の３次元的な理解を直感的に行うことは、熟練医でも困難です。そこで、術前のCT/MRIから得られた腫瘍位置と患者の頭部内部を同期させる手術ナビゲーションシステムの使用が一般的です。しかし、実際に医師が穿刺などを行う際は、患者ではなくモニターを見て操作を行います。最近の技術進歩を踏まえ、拡張現実（AR：Augmented Reality）技術を活用し、患者の頭蓋内を仮想的に透視しながら穿刺を精確にナビゲートするシステムの開発を目指します。本研究では、MRIによって得られた腫瘍位置と患者の頭蓋内3Dデータの正確な位置合わせ（レジストレーション）技術の開発に着手しています。
弊社は、医療業界に特化したデジタルトランスフォーメーション（DX）のパイオニアとして、医療の均一化と革新を推進しています。医療従事者と患者様の間に存在する「不安」「不満」「不便」をデジタル技術により「希望」に変え、患者様の満足度を最大限に高め、医療スタッフの負担を軽減する商品の開発に取り組んでいます。